こんにちは、コリーです!先日、渋谷ヒカリエホールで開催中の「レオ・レオーニの絵本づくり展」に、子どもと一緒に行ってきました!親子で楽しめるポイントや私が感じた魅力をレポートします✨
📌 展覧会概要
- 開催期間:2025年7月5日~8月27日(7/24休館)
- 会場:渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール
レオ・レオーニさんってどんな人?
『あおくんときいろちゃん』、『フレデリック』、『あいうえおのき』、『シオドアとものいうきのこ』、『じぶんだけのいろ』、『コーネリアス』、『マシューのゆめ』など、日本では27冊の絵本が刊行されています。
特に『スイミー』ではニューヨーク・タイムズ紙の最優秀絵本賞(1963年)、ドイツ児童文学賞(1965年)に加え、アメリカで最も権威のある児童・子ども文学(絵本)賞であるコルデコット賞の名誉賞をも受賞。
1984年にはアメリカ・グラフィックアート協会のゴールドメダルを授与された絵本界になくてはならない存在です。
レオ・レオーニと親交が深かった人物は、レオーニの助言で絵本作家に転向したエリック・カールさんや、レオーニの絵本作品のほぼ全てを日本語に翻訳した谷川俊太郎さんがいます!
親子で楽しめる3つの注目ポイント
1.技法を体感できる第1章「手しごとの世界」
- レオーニさんの原画を見ることができます。
- 紙をちぎってネズミのモフモフ感を出す、立体感を出す。凹凸素材に紙をこすって模様を写すフロッタージュ。同じ形を押すスタンピングなども。
- 繊細な絵の数々が楽しい限りです!

2.第2章「ものがたりとメッセージ」
- 『6わのからす』の原画展示では、「話し合いの大切さ」や「言葉の力」といったテーマを感じ取れる内容だそうです。
- じっくり読みたかったのですが、身長100㎝の娘が見るには位置が高く、抱っこしながら見続けることも困難なので、華麗にスルーをしました。
3.第3章「レオレオリウム!」──体感型コンテンツが満載
第3章が特に面白く、5つの魅力に分けてレポしていきます~!写真もてんこ盛りでいきます!
🍄 [魅力1] キノコのオブジェ
まず、最初に私たちを出迎えてくれるのは、『シオドアとものいうきのこ』より「クィルプ、クィルプ」と不思議な言葉をしゃべるキノコたちのオブジェ。カラフルな木やキノコはとてもかわいらしく、不思議の国に迷い込んだみたいです。

🌝 [魅力2] 石のプロジェクションマッピング
石が好きだったレオーニにちなみ「レオと石」と名付けられた場所では、床にプロジェクションマッピングが。石が動いたり、大きな魚の群れが現れたり、子どもが動く物を追いかけて踏んで、楽しかったです!

石たちの横には、満月のように丸い石が、時折目を開けたり、ミステリアスな言葉をささやいている展示も、スピリチュアルな雰囲気で神秘的です。この石は立体的で、まん丸の形が壁から飛び出しています。

🐊 [魅力3] 空想の庭
会場の中央に位置しているのは、360°円形の「空想の庭」という作品。中に入ると、レオーニが好きだった場所や重要なイメージで構成されたジオラマが置かれ、手前のボタンを押すと該当箇所が光ったり、レオーニお馴染みのキャラクターが愛嬌たっぷりに動き出します。

周囲のスクリーンには、影絵によるレオーニの手が、テラリウムを作るように絵本のアイテムを投入すると、そこから作品の世界が生き生きと立ち上がっていく様子が映し出されます。レオ・レオーニが絵本を作り上げていく過程を見ているような優しくて素敵な世界観にあふれていました。

🌸 [魅力4]フロッタージュのワークスペース
フロッタージュの技法(凹凸のある素材の表面を、紙をかぶせて筆記具でこすり、そこにできる模様や質感を写し取る技法)を気軽に楽しめるワークスペースもあります。魚やきのこに型取られた紙に、クーピーでゴシゴシこすって柄を付けます。

自分だけのフロッタージュ作品を作った後は、壁に貼り付けます。壁にはすでに沢山の作品が貼られており、綺麗な壁になっていました。

🐡 [魅力5]全長40メートルのスイミー
「スイミー・スクロール!」という名のついた展示。スイミーのイラストをプリントした全長40メートルのスクリーンに光などを投影しており、まるで大きな本を読みながら、スイミーと一緒に泳いでいるような感覚を味わえます。

📷 フォトスポットも充実!
会場には「きみも、めに なれる。」スイミー気分になれるフォトスポットや、大きなニンジンと背比べができるステキなフォトスポットが設置されていて、親子で楽しく写真撮影できました。


他にも、愛らしいワニやネズミ、カメレオンの立体像もあり、子どもたちが大喜びする空間がいっぱいでした。


✍️ 親子で行ってみた感想まとめ
ポイント | 感想 |
---|---|
子どもの反応 | 体感スポットがすごく楽しい!踏めるプロジェクションマッピング、技法ワークショップ、押すとジオラマが光るボタン、スイミーと泳ぎながら見る絵本、フォトスポットで思わず笑顔になって一生懸命遊びます! |
親の印象 | 展示方法がユニークで、絵本を直感的に感じることができた。 |
💡 まとめ
「レオ・レオーニの絵本づくり展」は、アートを感じながら楽しめる親子向け展。技法原画に触れ、体験型の遊びもあり、絵本の中に入っていくような充実した時間でした。渋谷駅から直結で、冷房の効いた室内で遊べるので、夏休みのお出かけ候補に良いな~と思いました!
🌎 参考URL
公式ホームページURL レオ・レオーニの絵本づくり展 https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/25_leolionni/