展示の絵本はどんな本?”PLAY!MUSEUM 谷川俊太郎絵本百貨展”

もこ もこもこ

谷川俊太郎さんご存知ですか??「もこ もこもこ」や「スイミー」などの絵本を書いた作家さんです。

この方の絵本★百貨展が2023年7月9日(日)まで、東京立川のPLAY!MUSEUMで企画展示されています。

子どもが絵本を好きになってもらいたい親としては、絵本に自然と触れてほしいと思い、行ってみました。

スタッフさんも「こうやって遊べるよ!」と教えてくれたり、「何歳かな?上手だね!」とほめてくれたり、展示を楽しめるようにサポートしてくださいましたし、見て聞いて体験して沢山刺激をもらえる展示で良かったです!

これからの梅雨の季節、雨の日の遊び場の候補の1つになる!とも思ったので、紹介します。

行き方

JR立川駅から歩いていけます。IKEA立川の近くです。

私たちは6月3日(土)9:50頃に到着、10:00~の開店に一番乗りに入場しました。

同じ建物内に駐車場はあります。入場券購入の際、駐車場のサービス券をもらう事ができます。

チケット

購入方法は、HPでの前売り券、もしくは、現地での当日券です。

1階上にあるPLAY!PARKでの入場券をお持ちの方は、割引してくれる様です。

私たちは当日券を購入しました。購入時に詩が書いてあるトイレットペーパーもらえます!エコバック必須です!

展示の内容×関連の絵本

この方の絵本は「もこ もこもこ」しか知らずに行きました。

絵本を知ってから行ったら、もっともっと楽しめただろうと思ったので、作品紹介と共に、絵本の紹介もしていきますね!

受付にて・・・

受付すぐに谷川俊太郎さんの言葉とくるまの展示。

絵本『ことばあそびうた』、『まるのおうさま』

子どもたちはことば遊びが大好き。「かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった/とってちってた」文句なしにおもしろい歌が15編はいった、みんなでいっしょに楽しめる絵本。

見た目地味ですが、さすが谷川俊太郎さん、さすがロングセラー。
けげんな顔で絵本(表紙)を見ていた息子が、読み聞かせ始めたとたん大爆笑でした。それはもう、何事かと夫が寝室をのぞきに来るほどに・・・。

「けんけんぱっ!」のリズムで子供とジャンプして何往復もしました!昔ながらの遊び方ですが、今も子ども達の心を掴む遊び方な様です。

奥のスクリーンに映し出されている「〇」の画像は、こちらの絵本。

詩人・谷川俊太郎の言葉と、グラフィックデザイナー・粟津潔の絵による絵本。まるの王さまと自称するお皿が、シンバルが、タイヤが、ボールベアリングが次々と登場し、次第にまるは真珠やオレンジ、運動会の玉ころがしの玉、トンビの輪になり……。「まる」という存在を機軸に奇想天外に展開していく鮮やかな絵は独特の魅力を放ち、そこに詩人の言葉がテンポよく寄り添います。「かがくのとも」1971年2月号の限定復刊。

この絵本のページが、テンポ良く画像が流れて、まるでフラッシュカードのよう!キラキラと映像が変わるので、あっという間に何回も見てしまいます!

ぴよぴよ

“ぴよぴよ”“がしゃん”“ぽとぽと”など、擬音および擬声語、擬態語のオノマトペだけでつづる物語。谷川俊太郎×堀内誠一、37年ぶりに甦る幻の名作。

絵本の内容が、各柱に表現されていました!

柱の下の方に、子供の目線だと良く見える位置に設置されていて、美術館の奥にいくたびに「あった!」と発見する喜びが味わえます。

絵本『こっぷ』

どこにでもある透明なガラスのコップ。コップは水をつかまえる。コップは煙もつかまえる。コップは蠅をつかまえるし、犯人もつかまえる。虹もつくれるし、歌も歌える。ときどきおしゃれもする。のこぎりで切ると…、急に熱くすると…、落とすと…。昔から世界中で作られてきたコップは、飲み物を入れる道具ですがそれだけではありません。見方を変えると、色々なことが見えてきます。1つのコップから世界が広がる写真絵本です。

絵本の表紙のように、コップ越しの世界を見ることができます。しかも、この企画展では、コップの中に入れちゃう!!2歳は身長が足りず、親の補助ありで。非日常体験が気に入ったようで、ご機嫌でした。

絵本『おならうた』


さぁ、子ども達の大好きな「おなら」の絵本です。まるごと一冊「おなら」の絵本です。谷川俊太郎「わらべうた」(集英社)に収録されている「おならうた」という詩に飯野和好さんが新作の絵を添えて出来上がったのがこの絵本です。 「いもくって ぶ」 「くりくって  ぼ」・・・期待を裏切らない内容でしょ?(おなら好きの子どもに。)それからずっと続いて・・・「りっぱに べ」あたりになると想像を超えてきています。 そこになんだか妙に迫力があり何か言いたげな飯野さんの絵が迫ってくるわけですから、大人はちょっと後ずさっちゃうかもね。 で、結論は何とも元気で健康的な清々しい絵本です!
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)

ドーム型の建物の中に、原画の展示。色や文字も、ほんとうにクサそうに表現してあるので、家族で「くさい!笑」と言いながら直ぐに出てきました。

ドームの横には作品の文章も展示。なんともリズミカルで、くすっと笑えます。

そして、この作品の文章がプリントされたトイレットペーパーを入場時にもらえました。家で使うのが楽しみです。

絵本『ままです すきです すてきです』

不思議で奇妙なしりとり遊びの絵本。「たぬき きつね ねこ……」に始まって、ページを繰るごとに思いがけない展開で言葉と言葉が結びつき、とてもおかしな空想の世界へ読者を誘います。

原画あり!絵が細部にわたり細かく綺麗に描写されているので、大人も楽しめます。鬼の子が渡っている橋が箸だったり,子どもたちの中にたけのこもまじってたり,何度見ても新しい発見のある絵本だと思いました。

絵本『もこ もこもこ

「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。

ご本人の声の朗読を聞きながら、270度スクリーンで動画を見る。

他には何も見えないので、没入感がすごい。そして、人をダメにするソファ的な感じの丸い玉。精神的にも肉体的にも没入体験できます。

聴き心地の良い擬音語、きれいな色、ふしぎな形に、2歳3か月のわが子は目をランランとさせて見てました。

絵本『えをかく』


「まずはじめに じめんをかく つぎには そらをかく それから おひさまと ほしと つきをかく……」まっしろな紙の上、始まるのは谷川俊太郎の詩の世界。そこに呼応してのびのびと絵を描くのは長新太。風が描かれ、くじらやいなくなった恐竜が描かれ、さまざまな天気や虹が描かれ。そうしてやっと、ひとりの子どもが描かれる。迷いのない線と鮮やかなインクの色。次々と自由気ままに描かれているようで、やっぱりそれは言葉と対になっていて。ページをめくるたびに気持ちが高ぶってくるような「え」の新しい世界。1973年に刊行されてから、長らく愛されてきたこの絵本。2003年の新装を経て、さらに新たな製版によりヴィヴィッドな色彩に生まれ変わったリニューアル版が登場しました! 「できあがった絵本を見て、茫然としましたね。」そう語るのは、先にこの詩を発表していた谷川俊太郎。ふたりの才能の出会い、そこから生まれた感動を、私たちは絵本を開くたびに何度でも新鮮な気持ちで味わえるのです。頭の中をまっしろにして、ページをめくると始まります。「まずはじめに じめんをかく」
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)

会場内のトンネルをくぐった先には大きな空間が広がり、壁一面に絵本のページがプリントしてありました。

とにかくカラフル。会場には朗読が流れているので、絵本を聞くことができます。

白い椅子は発泡スチロール製。親子で座ってもびくともしない頑丈な椅子でした。

絵本『あな』


日曜日の朝、何もすることがなかったので、ひろしはあなを掘り始めました。おかあさんが来て、妹のゆきこが来て、となりのしゅうじくんが来て、おとうさんが来ました。ひろしは深く、深くあなを掘り続けました。あなの中に座り込むと、静かで、土はいいにおいがしました。「これは ぼくのあなだ。」と、ひろしは思いました。みんなが来ましたが、ひろしはあなの中に座っていました。上を見上げると、空はいつもよりももっと青く、高く思えました。その空を、一匹の蝶がひらひらと横切っていきます・・・。

なんと!絵本と同じように、穴の中に入る体験ができました笑!おもしろい!木はすごく研磨してあって、すっべすべです。危険0です。思いっきり穴の中に入ってみれました。(土足NGだよ)

まとめ

私が紹介した以外にも何個も絵本を紹介していました!

色やにおい、触ったり、人間の五感(味覚はないから四感?)を沢山刺激する作品展でした。

梅雨の時期にぴったりなので、本記事がお役に立てたら良いなと思います。

そして、同じ場所で、2023年7月15日(土)―10月1日(日)に企画展示「エルマーのぼうけん」展が開催される模様。

こちらも行ってみたいー!!

では、またね!

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